膝の痛み

*

膝の痛み


肥満と膝の痛みの関係とは

膝の痛みは、加齢によるひざ軟骨のすり減りだけではなく、年齢とともに代謝が下がることで太りやすくなり、体重が増えて膝に負担をかけることも原因の一つ。1キロ体重が増えると膝にかかる負担は2キロ以上にもなるといわれており、肥満は膝の痛みにつながるだけでなく、体に様々な影響を及ぼします。

若いころは少し体重が増えても、食事制限をすると元に戻っていたという人も、年齢とともに代謝が下がることは避けられないものです。若いころと同じようにダイエットをしてもなかなか元に戻らず痩せにくくなってしまいます。代謝が下がっているにも関わらず、食事の量はコントロールしにくいもので、カロリーオーバーになってしまいがちです。消費カロリーよりも多くの食事を摂取してしまうと、体に脂肪を蓄積してしまいます。

脂肪は皮下脂肪だけではなく、内臓脂肪としても蓄積されると、高血糖や高血圧、脂質異常につながることもあります。高齢になると肉類を多く摂取し、運動機能を維持することも重要ですが、メタボリックシンドロームが気になる40代前後には、1日のカロリーバランスがよい食事を心がけたいものです。

メタボリックシンドロームは内臓脂肪に加え、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上にあてはまる状態で、健康に害を及ぼすほか、要介護になるリスクも高めます。また、骨や関節、筋肉、神経に痛みなどの傷害があると、運動機能に異常をきたし、寝たきりになるリスクを高めるロコモティブシンドロームの状態になります。どちらも高齢になって寝たきりになるリスクを高めるものですが、まずは肥満対策をすることで膝への負担を軽減し様々な病気の予防にも役立てたいものです。

とはいえ、膝の痛みが生じてしまうと、カロリーを消費するエクササイズや運動は難しいものではないでしょうか。また、高齢になると骨粗鬆症も進行するため、健康のために始めた運動で骨折や、楽しみにしていた旅行で転倒し骨折することも多いようです。カルシウムを多く摂取し、体の中から健康を保ちながら、とっさの時に対応できる筋力をつけて、徐々に運動の幅を広げてみてはいかがでしょうか。まずは、いきなりハードな運動でけがをしないように、自宅でできる軽い運動で筋力をつけていきたいものです。

膝の痛みを解消する大腿四頭筋ストレッチ

女性は男性よりも筋力が少なく、40代以降はホルモンの関係による筋力低下が、より加速するといわれています。家事や子供の世話に忙しく生活している中でも、加齢による筋力低下は、膝への負担として容赦なく襲いかかってきます。膝の痛みは動きはじめに起こりやすく、立ち上がった瞬間や、階段の上り下りで痛みを生じることが多いようです。また、「動くと痛みが生じるかもしれない」と思うと、動くことがつらくなり、家にこもりがちになってしまいます。

下半身の筋力低下は上半身の筋力低下よりも顕著で、膝をサポートする役割を担う、大腿四頭筋の衰えは膝関節に影響を与えます。下半身の筋力低下は体全体の老化を加速するといわれているほどで、膝周りはもちろん、下半身を鍛えることで老化を防ぎたいものです。
既に膝の痛みがある人は、大腿四頭筋のストレッチを行う前に整形外科などで診察を受け、膝の骨や腱などに異常がないことを確認すると安心です。

痛みがひどい時は行わないようにし、途中で痛みが増す場合は中止するようにしましょう。安定した椅子の背もたれになどにつかまり、転倒に注意して行ってください。
1、両足を揃えて右手で椅子の背もたれなどを持ちます。
2、左手で左足をつかみ、膝が体の外側に開いていかないように注意しながら5秒から10秒ほど止めます。
3、ゆっくりおろし、反対も同様に行い、手が足に届かない場合はタオルをかけて行ってみてください。

膝の痛み関連ページ

膝の痛みの原因から治療を考える
膝の痛みは周りの筋力低下が引き起こす? 膝の痛みを訴える人の多くは変形性膝関節症が進行しているといわれているほ […]
膝裏の痛みの原因と処置のしかた
後十字靭帯の損傷による膝裏の痛み 後十字靭帯損傷はサッカーやラグビーなどのスポーツで、人との接触事故を起こした […]
膝の痛みと靭帯の関係
靭帯損傷による膝の痛み 膝関節は大腿骨と脛骨、膝蓋骨で構成され、互いの骨は靭帯によって動きをサポートされていま […]
変形性膝関節症
変形性膝関節症は加齢が原因? 膝の痛みの原因は、加齢による膝軟骨のすり減りや、膝の仕組みが関係しているといわれ […]
膝の上部や内側が痛い
膝上部の激しい痛みの原因とは 膝の上部には大腿四頭筋や大腿直近があり、中でも大腿四頭筋の筋力不足により血液の流 […]