膝の痛みの原因から治療を考える

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膝の痛みの原因から治療を考える


膝の痛みは周りの筋力低下が引き起こす?

膝の痛みを訴える人の多くは変形性膝関節症が進行しているといわれているほど、膝軟骨のすり減りと膝の痛みはつながっているように見えます。とはいえ、膝軟骨のすり減り自体が、痛みを発症する直接の原因ではないことも知っておきたいもの。膝軟骨のすり減りばかりにとらわれすぎずに、長い目で見て健康を維持できる生活習慣の改善こそ体全体を若々しく保つことができるのではないでしょうか。

膝の痛みを生じさせる原因として、筋力低下や血流が悪くなることで、膝周りの筋肉にコリが生じることもあります。膝周りの筋肉は肩周りの筋肉量よりも少ないとはいえ、その機能を低下させると、痛みの原因になることもあります。膝の表面には太腿の大腿四頭筋があり、大腿直近は大腿四頭筋腱とつながっています。さらに大腿四頭筋腱と膝蓋骨がつながっており、互いに影響を及ぼすことで知られています。このように、膝関節と太ももの筋肉は関係があることから、大腿四頭筋の痛みを膝関節の痛みと混同するケースが多いといわれています。

膝の痛みにも多くの種類がある

一概に痛みとはいえ、その痛みの種類によって治療法も異なります。一般的に痛みとしての炎症には患部が赤くなり、腫れや発熱の症状を引き起こします。筋肉痛も痛みの中に含まれ、ひどくなると肉離れを起こす原因にもなり、すぐに治ることもあれば数日から数か月、もしくはそれ以上になることもあります。肉離れを完治させずに運動を継続すると再発することもあり、たかが肉離れとはいえ、繰り返すと他の場所に負担をかけ、日常生活に支障が出ることもあります。

一方で、関節リウマチは免疫機能の異常により起こるといわれており、体の様々な関節に痛みが生じ、症状が悪化すると変形してしまう病です。1つの関節から発症することもありますが、その多くは3つ以上複数の関節に腫れや痛みなどが見受けられることが多いといわれています。関節リウマチは放っておくと症状を悪化させ、関節の変形を招く恐れがあるため、早目に受信したいものです。

膝の痛みは人それぞれで、痛みがある部分により対処法が違ってきます。さらに、完治した後も、再発防止のストレッチや運動で、弱い部分に無理なく働きかけることが重要です。健康のためにジムに通うのもよいのですが、人と比べて弱い部分がある時はもちろんのこと、体力的に自信がない場合は自分のペースで行いたいものです。多くの人と一緒に行うトレーニングの中では、人と比べてしまい、無理してしまう傾向にあるようです。少人数制のスクールやパーソナルトレーニングなど、個人的にアドバイスをしてくれる場所を探して、自分の弱い部分にしっかり対応できる処置を取り入れていきたいものです。

膝の痛みの種類で病院を変えることも重要

痛みは体の異常を知らせるサインとして、重要な役割を果たしています。膝の前側や後ろ側、側面など、痛みが生じる場所によって、痛めた筋肉や靭帯が異なります。痛みの段階も症状によりさまざまで、なんとなく違和感があるものから、動かすと激痛が走るものや、そもそも動く事さえできない重症の痛みもあるでしょう。どの段階で病院に行くかは人それぞれですが、体のコリや違和感程度であればマッサージや整体などの治療院に行く人も多いのではないでしょうか。

いつもと違う症状はもちろんのこと、継続する痛みや、骨の異常も心配な場合は画像診断を受け、症状によって通う場所を変えるというのも一つの方法です。事故が原因で膝の痛みや体に違和感がある場合は、症状が軽くても念のため診察を受けておきましょう。日ごろからかかりつけの病院を決めておくことで、いざというときにも慌てずに、適切な治療を行いたいものです。

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