膝の上部や内側が痛い

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膝の上部や内側が痛い


膝上部の激しい痛みの原因とは

膝の上部には大腿四頭筋や大腿直近があり、中でも大腿四頭筋の筋力不足により血液の流れが悪くなると、筋肉が凝り固まり、膝の上部に痛みが生じることもあります。筋肉のコリや血流の改善であればストレッチやマッサージで緩和することも可能です。しかし、いつもとは違う痛みが生じた時は、かかりつけの治療院で対処するよりも整形外科で画像診断を受けて、骨や関節の異常がないか調べておくと安心でしょう。筋肉の問題ではなく、何らかの病気が隠れている場合、患部に刺激を与えてしまうと症状を悪化させることもあります。

中でも、突発性大腿骨壊死は、膝関節上部にある大腿骨の一部が壊死し、膝上部だけに留まらず、膝の内側や外側などに激しい痛みが生じることもあります。膝の痛みで最も多いといわれている変形性膝関節症の10分の1ほどの割合で発症するといわれています。突発性大腿骨壊死の初期は、壊死した部分の治癒が可能な場合もあり、サポーターや杖で患部への負担を軽減する対処方法もあります。

また、関節リウマチの初期症状は膝などの関節の痛みなどから発症することもあり、老化による膝の痛みと区別がつかないこともあります。膝だけでなく指先や手首など他の関節にもこわばりや痛み、腫れなど、明らかにいつもと違う症状があれば、早目に受診したいものです。関節リウマチにおいては、発症から2年以内に関節の変形が進行するため、早期に対処することが重要といわれています。膝の痛みや体のこわばりがある時には、マッサージを受けるタイミングを慎重に考えたいものです。関節リウマチの急性期にはマッサージを控えた方がよい一方で、落ち着いたら、免疫機能を高めるリンパマッサージや、無理のない運動で関節を柔軟に保つとよいでしょう。

膝の内側の痛みは半月板損傷が原因?

膝関節は曲げ伸ばし以外に、内側や外側に回旋する動きを行い、歩く、座る、階段の上り下りなど、様々な動作を行うことができます。複雑な動きに対応する肩周りの筋肉に比べると、膝周りの筋肉数は少ないとはいえ、下半身をスムーズに動かすには欠かせない、重要な役割を担っています。

膝の内側に限らず外側も痛みを生じる半月板損傷は、スポーツでも損傷することがあります。半月板は加齢によっても変形するため、中高年になると、膝を曲げ伸ばしした時や、膝に体重をかけた時など、日常のちょっとした動作で損傷することもあります。軽傷の場合はリハビリや運動療法で症状を改善することも可能ですが、損傷がひどい時は手術が必要な場合もあります。歩く時にガクッと膝が曲がってしまうなどの特徴があり、日常生活に支障がでることもあるため、早期に適切な治療を受けたいものです。

膝裏の痛みはハムストリングスが原因?

膝の痛みを発症する場所によって、痛みの原因となる筋肉や腱が明らかになってきます。治療行う時は、痛みが生じる箇所はもちろんのこと、左右差があるか、どのように痛むかなど、痛みが生じる状況を詳しく説明することが、適切な治療を受ける重要なポイントになります。

ハムストリングスは太もも裏側にある筋肉で、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つで成り立ちます。坐骨から下肢につながり、膝の曲げ伸ばしには欠かせない筋肉です。膝裏を通るハムストリングスの腱が炎症を起こすと、膝裏に痛みが生じることがあり、ハムストリングス炎といわれています。

膝関節の痛みとはいえ、その多くは膝周りの筋肉が関係しており、周りの筋肉をほぐして、血流をよくすると症状の緩和につながることも多いといわれています。膝の痛みがでると体を動かさなくなるため、より筋力低下を進行させてしまいます。画像診断で骨や関節の異常を確認したうえで、ストレッチや適度な運動を取り入れ、筋力低下を防ぎたいものです。

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