首の「しこり」

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首の「しこり」


首のしこりの原因は悪性腫瘍?

しこりは、動脈硬化などの、血管内で徐々に進行する病とは違って、自分で気づきやすいもの。マッサージなどのケアを日常的に行っている人は、より早い初期の段階でみつける ことができるのではないでしょうか。指で触るとコリコリとしたしこりがあり、中でも、 首から上のしこりは悪性腫瘍になるリスクが高いといわれており、甲状腺周辺にできた首のしこりは甲状腺ガンではないかと心配になるものです。甲状腺がんは首のしこりや声がかれる、のどに違和感があり、物が飲み込みにくくなる症状があり、腫瘍の多くは手術で摘出することができる、命に関わる危険が少ないガンとしても知られています。

甲状腺はホルモンを作る役目を担い、ホルモンバランスが崩れると、体に様々な影響を与 えます。甲状腺ホルモンの病気は男性より女性の方が多く、免疫機能が影響するといわれ ていますが、その理由はまだ解明されていないことも多いといわれています。甲状腺の異 常による症状は、首のしこりや、イライラする、肌の調子が悪くなる、便秘気味になる、ほてりなど、女性に悩みが多い症状のため、自覚症状がなく見過ごしてしまうこともあります。ただ、首のしこりのすべてが甲状腺ホルモンの異常につながるとは限らないため、区別して理解しておく必要もあります。

一概に、しこりといっても悪性腫瘍だけではなく、良性はもちろん、トリガーポイントも、しこりとして現れます。中にはトリガーポイントをと腫瘍を間違えて病院に駆け込んだ経験がある人もいるかもしれません。しこり自体に痛みがなく、急速に肥大化する場合は気になりますが、押すと痛い場合は風邪や感染症でリンパの炎症を起こしていることもあります。たとえ腫瘍ができたとしても、一刻を争うほどのケースは少ないといわれています。とはいえ、わからないままで放置し、不安を抱えることでストレスとなることには変わりありません。首のしこりや違和感があり、気になる症状があれば、念のため早めに専門家に相談しておくと安心でしょう。

首のリンパマッサージで首のしこりを改善できる?

リンパマッサージとよく聞くものの、目に見えないリンパはどういう働きをするのでしょうか。全身を巡るリンパは、体内に入り込んだウイルスや不要な物質を攻撃し、老廃物として体外へ排出する役目を担います。リンパの流れが滞ると老廃物が体内に蓄積されやすくなるほか、リンパ球の数自体が減ると、免疫力が下がり、風邪や感染症にかかりやすくなります。

心臓の働きによる血液の循環システムと異なり、筋肉の収縮がポンプの役目を担い、リンパを全身に送り出します。運動する習慣がなく、筋力が衰えると、リンパを送り出す筋力も落ちてしまい、リンパの流れが滞りやすくなります。リンパが滞ると免疫力が低下するだけではなく、肌荒れやむくみの原因にもなります。

しこりは、場合によってはあまり触らない方がよいケースもあるため、しこりが発生した原因を確かめたうえで、医師と相談の上マッサージを行うことをおすすめします。しこりがトリガーポイントであればリンパマッサージで改善することも可能です。トリガーポイントは後頭部と首の付け根、僧帽筋にかけて出現することが多く、痛みは僧帽筋下部やその他の体の部分まで関連痛として広がる事もあります。リンパマッサージでリンパの流れをよくし、トリガーポイント周辺を、ゴルフボールを使って指圧するのもよいでしょう。

さらに、首の付け根から鎖骨にかけてのリンパマッサージを行うと、首のこりや肩こりに効果があるといわれています。痛みやこりのある部分だけではなく、時間のある時は全身くまなくマッサージすることで、体全体のリンパの流れを良くし、体の中から健康を保ちたいものです。

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